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30年前の和合福祉会のパンフレットのご紹介です。

[2021.10.28]

先日、書棚を整理していた時のことですが、和合福祉会の古いパンフレットが出てきました。

内容からすると、平成3年4月の在宅介護支援センター(当時)開設時に作成したものと思われます。つまり、30年前のパンフレットということになります。

和合ハイツは前年の平成2年4月に創設しているので、このパンフレットは創設一年後に作成されたものです。

表紙写真は正面玄関前の様子です。現在とは大きく異なり、増築棟がまだありません。玄関前は明るく開放感があって、却ってすっきりしています。

さて、事業内容のご紹介です。

特別養護老人ホームは当初50床のスタートでした。掲載写真を見る限りでは、元気な高齢者が多いように見受けられます。

入所申し込みの手続きについては、「役所や社会福祉事務所へ相談すること」と記載があります。入所手続き方法が現在と大きく異なるのは当時の特徴ですね。

それもそのはずで、当時は「介護保険制度」ではなく、「措置制度」の時代でした。「措置制度」は行政主導でご利用者のサービスが決定されました。

2000年4月(平成12年)の「介護保険制度」導入によって、サービス利用の手続きはご利用者と直接施設側とで契約することとなりました。

パンフレットではデイサービスも紹介しています。介護予防を重視している現在と異なり、当時はそれほど重視はしていなかったものと思われます。

こちらは別のページです。

ショートステイも現在と変わらない事業です。申し込み手続きは特別養護老人ホームと同様に行政等への申し出です。

パンフレットを見て初めて知ったことがありました。それは中ほどにある「ナイト・ケア事業」と呼ばれる事業です。

記載によると、平成2年7月開始の事業とのことです。つまり、創設3ヶ月後には開始しています。

「ナイト・ケア事業」は、夜間のみ高齢者をお預かりしてご家族に代わって介護サービスを提供する事業のようです。また、夕食と朝食を提供するとの記載もあります。

ところで、和合福祉会のこれまでのパンフレットです。

右端が現在使用しているパンフレットです。この4冊に和合福祉会30年間の歴史が詰まっているわけです。

和合ハイツは旧富山市で4番目となる特別養護老人ホームです。時代や地域のニーズに応えてこれまで事業拡大を図ってまいりました。それらを紹介するツールとなるのがパンフレットです。

このパンフレットを見るにつけ、事業運営に尽力された諸先輩方の苦労が偲ばれます。その賜物によって現在の和合福祉会があることを決して忘れてはならないと強く感じます。(T)

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