私たちの施設が加盟する富山県老人福祉施設協議会（富山県老施協）では、職種ごとに毎年部会（研修会）を開催しています。

施設内では日々得ることのできない多くの学ぶべきことが、それぞれの職種にはたくさんあります。

施設長は地域福祉部会で地域福祉について学んでいます。

部会は毎年持ち回りで運営しており、今年度は和合ハイツが担当し、去る10月11日（水）に開催しました。

近年、自然災害がたいへん多く、身近に迫っています。5月の能登半島地震、6月から7月にかけては富山県内の各地において大雨による河川の氾濫があり、それに伴う床上床下浸水は記憶に新しいところです。

そうしたこともあり、今年の地域福祉部会は「災害」と「地域福祉」とを関連づけて研修を行いました。

(公社)石川県理学療法士会会長 北谷正浩様をお招きし、東日本大震災、熊本地震での災害ボランティアの経験を基に、被災者の個別の避難計画について、また被災時の施設の役割についてご講演いただきました。

また、(一財)北陸電気保安協会 田中俊輔様には、災害時の非常用電源の重要性についてご講演いただきました。

会場外では、非常用電源、水のう、簡易トイレ、非常食などといった災害時の用品の展示コーナーを設け、参加された多くの皆さまが熱心に説明を聞いていらっしゃいました。

今回の地域福祉部会はたいへん実りあるもので、万一の災害時における施設の事業の継続について改めて考えさせられました。(T)